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コラム

ここではプロの家庭教師パートナーの講師陣による勉強についての事柄や、その他生徒・ご家庭に役立つ情報等を紹介していきます。

今後の勉強・学校生活に是非役立ててみてください。

塾の活用について ~補習塾と進学塾の違い~

 昨年度は新型コロナウイルス蔓延のため、各種受験・入社試験などに多くの影響を与えました。多くの学生が学校の授業でオンラインを体験し、学校で対面授業をすることの大切さを実感したのではないでしょうか。

 今回は塾の活用についてお話したいと思います。私たち塾には大きく分けて補習塾と進学塾の二通りがあります補習塾とは、学校指導範囲を中心とし、学校の定期テスト対策を中心に行ったり、理解の浅い所を復習したりする塾のことです。それに対し進学塾とは、進学のための受験や検定取得のため、先取り学習や応用・発展思考を要する問題までを指導する塾のことです。

 現在沖縄では補習塾と進学塾を兼ねているところが非常に多いです。しかし、どちらでも出来る塾だからといって、一人の生徒に対しどちらも同時進行が可能かどうかとなると話は別です。多くの保護者様にとって塾とは学校のサポートか進学かどちらかが目的であると思います。しかし進学塾の場合、入塾に際し最低限の知識と技術が必要です。また十分な学力がない生徒の場合、面倒見の良い塾であれば、補習塾と同様の内容を授業で扱ってくれます。しかし、進学塾はカリキュラムが決まっているため、出来ない場合は課題を出すものの自力解決するしかないことが多いです。そのため進学塾に行きながら、補習塾を併用する生徒も多くみられます。

 ではどのように塾を活用するべきなのでしょうか?まず必要としているのは補習塾なのか、進学塾なのかを明確にすることです。その上でインターネットや保護者のネットワークで情報を集めてみましょう。そして多くの塾では体験授業を受けることが出来るため、まずは体験授業を受けましょう。そして親子間で『通えるかどうか』を話し合った上で塾を決定すると良いと思います。『通いたい』であれば是非入塾すべきですが、塾の善し悪しを子供たちが判断することは容易ではありません。『通えるかどうか』程度で話をしておくことが良いと思われます。またこれから夏休みとなり短期での受け入れが可能な塾も多くあるため、夏期講習を利用するのも1つの手段だと思います。とにかく大切なのは体験を受けずに入塾を決めないということです。

 では実際塾に通った後はどのようにすべきなのでしょうか?補習塾であれば、塾で習った内容が学校とほぼ同じ範囲になるはずなので、忘れないうち(2日~3日あけず)に復習を行い、分からなければ次回質問を、しっかり理解していれば問題なし。そもそも自分で復習出来る学生にとって補習塾は不必要の場合が多いです。しかし大半の生徒は復習をしないから学校についていけないので、復習をする習慣を塾でつけてもらうことが第一の目標となります。これは入塾の際、しっかりと面談を担当している先生へ伝えておくと指導する先生も何が必要なのか分かるため、指導しやすくなり、塾で反復の作業が可能になります。復習の習慣さえつけば、定期テストでの得点アップも目前です。良い効果が期待できます。

 次に進学塾についてです。県内において高校受験を除く進学塾では、学校の先取りが多く、入塾の前提条件として学校の授業における応用・発展課題程度は自力解決できることが望ましいということです。そして一斉授業を行う塾の場合、定期テスト対策を行う事がありません。自分で定期テスト対策が可能な学生でないと学校の点数、内申が大きく減少してしまいます。今や沖縄県の主流となっているAO入試を含む各種推薦受験を使用する場合、塾に行く事が足かせになりかねないのです。各種推薦受験を主に考えている学生にとっては補習塾の方が目的に合っているかもしれません。大学受験において小論や自己推薦文を書く作業は、早い塾であれば3年かけて行います。将来設計が決まっている学生であれば、早い時期からしっかりと塾の先生にアドバイスをもらい、いろいろな経験を積んでおくことが望ましいです。

ではどのように進学塾は活用すべきなのでしょうか?進学塾では新しいことを毎週のように習うことが出来ます。つまり補習塾以上に復習の習慣が身についていないと、ただ通うだけになりかねないのです。新しく習ったことを3日後に復習し理解・定着出来ていたら、次は3週間後、そして更に3か月後と3の倍数を目安に復習をしていくと良いでしょう。もちろん理解・定着できていない場合は、再度質問に行く必要があります。質問が出来ない環境の塾はあまりおすすめしません。

もし学力的な不足や質問出来ない環境の塾でもどうしても通いたい場合、融通の利く個別指導か家庭教師を併用する形を頭の片隅に置いておく必要があります。受験直前になってからでは合格できるものも出来なくなってしまいます。私たちの塾ではそのような学生たちを多く指導させていただいております。遠慮なくお声かけいただけたらと思います。

塾選びはとても難しいことです。
情報を調べたらまずは電話をして、塾の様子を見に行ってみてはいかがでしょうか。
夏休み前、受験生にとっては大切な時期です。私たちに是非ご連絡いただけたらと思います。

公開日:2021年05月14日

”優先順位”という社会に出てからも役に立つ考え方

みなさんは学校の課題すすんでいますか?現在はコロナウイルスの影響で学校も休校になり、たくさんの課題が学校から出されていると思います。また外出も制限されて、自宅にいることも多くなり、ストレスなども溜まっているかもしれません。

そしてそんな中、家では「勉強しなさい!」とか、「課題を早く終わらしなさい!」などと言われて、やる気を失くしてしまい、逆に勉強が後回しになったり、勉強を始めたとしてもダラダラと時間がかかってしまったりすることもあるはずです。

当然こんな状態は誰でも嫌ですよね?そこで1ついい提案があります。それは”優先順位”をつけて、行動をすることです。そしてそれは、大人になって社会に出てからも、とても役に立つ考え方になるのです。

優先順位とは?

”優先順位”とは読んで字のごとく、物事のやるべきことを並べ、そのやるべきことから順番を付けていくことです。そして、あとはその優先順位ごとに行動して、一つ一つやり終えていけばいいのです。

どうですか?とても簡単なことですよね?1日の中でも意志力は徐々に弱くなる。だからまずは課題から!人間の”意志力”は1日の中でも少しずつ弱くなっていくと言われています。なので、やるべき必要のある課題を優先順位の高い順番にして、それをやることによって、残りの時間は気が楽になるし、周りからも「勉強は?」と言われずに済むのでオススメです。

そしてこの優先順位の考え方は、定期テストや受験の対策の時にも活用ができ、しっかり利用できれば試験を効率的に突破することができるでしょう。

トリアージって知っていますか?みなさんはトリアージという言葉は聞いたことはありますか?トリアージとは医療現場などで、負傷者が多いときにどの患者さんから治療していくか優先順位をつけて治療していくことなのです。

このように優先順位の考え方は医療の現場でもそうですし、普段の社会生活でもいろいろ取り入れられているものなのです。優先順位は社会に出ると当たり前の考え方です。もちろん、この当たり前というのは人それぞれ基準は違うのですが、これを意識すると時間や期日を守ることも当たり前にできるようになるので、今のうちから少しずつ意識して行動してみるといいですよ。

公開日:2020年05月18日

2020年 推薦・AO入試が変わる!?

2021年度、つまり2020年4月に高校3年生になる生徒たちから大学入試の制度が大きく変わります。よく話題になるのはセンター試験に代わる、「大学入学共通テスト」ですが、実は推薦・AO入試にも大幅な変更があります。

現在、私立大には推薦・AO入試による入学者が半数以上を超えるところもあり、また国立大学協会は今年度までに国立大の推薦・AO入学者を30%にまで引き上げることを目標にしています。このように推薦・AO入試は今後も大学合格のための重要な選択肢になっており新制度もそうなると考えられます。そこで、ここでは推薦・AO入試がどのように変更されるかをみていきたいと思います。

従来

名称

推薦入試
(公募、指定校)

AO入試

出願期間

11月1日~

8月1日~

合格発表

定めなし

定めなし

新制度

名称

学校推薦型選抜

総合型選抜

出願期間

11月1日~

9月1日~

合格発表

12月1日~

11日1日~

 名称だけでなく、総合型選抜に関しては出願期間にも変更があるので注意しましょう。
しかし、やはりみなさんがもっとも気になるのは新制度の『選考内容』なのではないでしょうか。新制度の選考内容は以下のようになります。

従来

推薦入試

高校の調査書や学科試験、小論文、面談、グループディスカッションなどでその人物を評価する。

AO入試

大学が求める学生像(アドミッションポリシー)に沿って、志望動機、エントリーシートなどの書類や面談で意欲や適性を評価する。

新制度

学校推薦型選抜

筆記テストなどで「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」を問うことが必須になる。

総合型選抜

同上

 

このようにどちらの入試方式でも
「知識・技能」
「思考力・判断力・表現力」
「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」
という三要素が求められるようになります。

 

従来の推薦入試においては、高校での成績などを含む内申書で判断され、また筆記試験などを課す大学もありました。しかし、AO入試においてはエントリーシートの内容や、本人の意欲により判断され、高校での成績などはあまり評価基準にせず、また筆記テストなども行われないことも多く、「学力が問われていない」などという声もありました。実際、学校の成績も散々で、模試などでも結果をさせていない生徒がAO入試で合格することはありました。

そのためこの新制度により評価基準がかわり、もっとも大きな影響を受けるのは「総合型選抜」で受験をする生徒ではないかと思われます。従来のAO入試の意識をもったままだと合格は難しくなります。今まではAO入試ではどんな生徒でも「一発逆転」が可能という考え方がありましたが、これからはそうはいきません。内申書もしっかり判定に加味され、筆記テストも課せられます。学校での成績はもちろん、大学が求めるレベルの学力も身につけなければなりません。もし、あなたが「AO入試だから受験対策は必要ない」という考えをもって総合型選抜を受けると痛い目にあうことになるかもしれません。従来のAO入試に対する考えを改め、「総合型選抜」へ向けた対策を行う必要があります。

新制度においては、「学校推薦型選抜」も「総合型選抜」も、学力・成績・資格・課外活動など「多面的な評価」が行われます。新制度での志望校合格に向け、偏りのない「総合的な対策」をこころがけましょう。

公開日:2020年05月04日

新型コロナウイルス対策(勉強編)

今年は新型コロナウイルスが大流行し、学生は春休みが延長、また保護者の方においては仕事が休みとなっている方も多いのではないでしょうか。

先の見えない休暇に対し、すでに中間テストをしないと決断した県内の学校もあるようです。併せて課題が増加し、学生の皆様には自宅でじっくり学習する良い機会となっていることでしょう。自宅での学習は誘惑がたくさんあり、なかなか集中できず捗らないこともあると思います。しかし場所を問わず学習出来ることは大きな強みとなるので、この機会に色々工夫し自宅学習できる環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。

 自宅での学習はなぜ難しいのか?

大きな原因としてはテレビ・スマホ・ゲーム・マンガ・親から干渉など学習を行う際の障害が多く存在していることです。私自身も受験生の時、自宅での学習効率が悪いため、塾の自習室を利用したり、学校の自習室を利用したりと自宅から離れて学習する選択をしました。しかし深夜帯であれば自宅でも比較的効率よく学習出来ていたという記憶もあります。時代的なものでしょうか。PCはもちろん携帯電話が普及する以前でしたから、テレビも深夜帯は映らず、学習の障害になるものが夜になると極端に少なかったためかもしれません。

しかし現代を生きる学生たちにとっては状況が大きく異なります。一人一台スマホを所持していることが多く、たとえ深夜であっても、自由にインターネットにつないで動画を観賞したり、ゲームをしたりすることが出来ます。スマホは大人の大半ですら歩きながら触らずにはいられないほど中毒性の強いものです。自制心が強い学生でなければ、簡単に誘惑に負けてしまうことは容易に想像できることでしょう。

 ではどうやって自宅で学習をすれば効率が上がるのでしょうか。

まず自分の学習の障害になっているものを明確に把握するところから始めてみましょう。あなたが自宅で学習する際の妨げとなっているのは、テレビ・ゲーム・マンガ・スマホ・菓子・睡眠・音楽・趣味、、、どれでしょうか?簡単に障害を取り除けるのであれば、まず思い切って障害を取り除いてしまいましょう。試してみてダメなら障害と上手に付き合う方法を見つけていくしかありません。

スマホやゲームが理由の場合、保護者が与えた事が原因のため、それなりに覚悟を決めて親子で向き合う必要が出てきます。しかしそれ以外の場合はどうでしょうか。基本的に上手に付き合う方法を模索することが出来るはずです。学習をして、休憩中に障害となるものを楽しむことでストレスを軽減できるのではないのでしょうか。

 では学習の方法の方針を紹介します。

1つ目の方法は学校のような時間の枠組みを作り、学習時間と休憩時間を交互に行う方法です。集中力が落ちやすいタイプの人は、30分学習・5分休憩程度のパターンから行ってみましょう。また集中力に自身のある人は90分学習・15分休みを目標に枠組みを設定してみましょう。この学習方法のポイントは、学習効率が極端に悪かったとしても『あと〇分で休憩!』と思って取り組む姿勢だけは維持できる可能性があることです。また締め切り効果で『残り〇分!』と思うことにより、集中力が上がることもあるということです。模擬テスト形式で行うなどの工夫もよいかもしれません。教科をころころ変えられるのもこの学習方法の利点の1つです。

2つ目の方法は学習範囲を決めて取り組むことです。ページを決めたり、プリントの枚数を決めたり、問題数を決めたりして取り組みましょう。この方法は難題・時間を必要とする作業などを行う場合に有効です。また時間に追われることが嫌い・集中までに時間がかかる・マイペースな性格などの場合、1つ目の方法より最終的に効率よく学習できると思われます。この学習方法の欠点はダラダラとただ時間をすごしてしまうことです。また利点は長時間ダラダラとしがちな暗記作業に、時間的な切れ目を自分の好きなタイミングでいれられることです。

3つ目の方法は自宅でしかできない学習をすることです。音読を伴う学習・英語のリスニングなど塾の自習室やほかの人がいる場所で取り組みにくい事を自宅でしてしまうということです。長期休暇の場合、この方法だけだと限界があるため前述の2つと併用していく形になりますが、平日学校のある時は有効な学習方法の1つだと考えられます。

以上が主要な自宅での学習方法の方針です。もちろんこれ以外の学習方法もあるはずです。しかし大きく分類すると上記3つの学習方法にまとめられると思います。上記の方法1つで家庭学習が劇的に変化するわけではありませんが、新型コロナによる外出自粛のこの時期に、自宅での学習の可能性を見つけてみてはいかがでしょうか?

皆様のご健康をお祈りしております。

公開日:2020年04月11日

お気に入りの音楽は勉強の大敵!?

お気に入りの音楽は勉強の大敵!?

テストや検定が迫り、一人で集中してもくもくと勉強をしたいときにみなさんはどうしますか? 物音がほとんどしない静かな図書館に行く人もいれば、カフェなどのくつろげる空間、もしくは自宅が一番!という人もいるでしょう。それではどんな場所がもっとも勉強に適しているのでしょうか。さまざまな要因があると思いますが、今回は「音」の観点からお話したいと思います。
静かすぎる場所はNG!?
勉強中のBGM(背景音、音楽) に関しては昔からさまざまな研究がされていますが、共通の結果として「無音状態では何も学習できない」と報告されています。ある実験で、音がない状態で勉強した人と、何らかの音がある状態で勉強した人に同一の暗記テストをさせたところ、結果は音ありのグループの方が圧倒的に良い成績だったそうです。人はかえって音の無い状態では集中できないということです。
集中したいときには何を聞けばいい?
それでは、どんな音、音楽が集中したい時には適しているのでしょうか? 勉強中に音楽を聞くことを好む人のほとんどは自分が好きな音楽をミュージックプレイヤーにいれ、それを聞くのではないでしょうか。実は本当に集中して勉強したい時には、あなたが好きな音楽を聞くことはオススメできません。 例えば、繰り返し同じような「作業」を行いたい場合には好きな音楽を聞くことは、気分も上がり、作業を持続させる力はあるでしょう。しかし、勉強は「考える」ことであり、「作業」ではありません。もし、あなたが、「この曲好きだな~」「サビがもうすぐだ」なんて考えているのなら、それだけ興味をひいてしまうものであり、考えたいときには適していないのです。
まとめると、集中して考えたい時には、「多少の音(楽)があり、またそれにたいしてあなたが興味をもっていない」ということが重要なのです。具体的には、自然の音(川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど)、過度でない雑音(話し声など)やあまり興味のない音楽などが好ましいということです。
個人的には勉強は「考える」ことであり、「単純作業」などひとつもないと考えています。もし、みなさんが大事な試験や検定があり、集中したいときには、始めに気分をあげるためのお気に入りの曲を数曲、そして集中を妨げない自然の音や興味のない音楽を取り入れたオリジナルのセットリストを用意することをオススメします。
公開日:2019年06月17日

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