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お気に入りの音楽は勉強の大敵!?

お気に入りの音楽は勉強の大敵!?

テストや検定が迫り、一人で集中してもくもくと勉強をしたいときにみなさんはどうしますか? 物音がほとんどしない静かな図書館に行く人もいれば、カフェなどのくつろげる空間、もしくは自宅が一番!という人もいるでしょう。それではどんな場所がもっとも勉強に適しているのでしょうか。さまざまな要因があると思いますが、今回は「音」の観点からお話したいと思います。
静かすぎる場所はNG!?
勉強中のBGM(背景音、音楽) に関しては昔からさまざまな研究がされていますが、共通の結果として「無音状態では何も学習できない」と報告されています。ある実験で、音がない状態で勉強した人と、何らかの音がある状態で勉強した人に同一の暗記テストをさせたところ、結果は音ありのグループの方が圧倒的に良い成績だったそうです。人はかえって音の無い状態では集中できないということです。
集中したいときには何を聞けばいい?
それでは、どんな音、音楽が集中したい時には適しているのでしょうか? 勉強中に音楽を聞くことを好む人のほとんどは自分が好きな音楽をミュージックプレイヤーにいれ、それを聞くのではないでしょうか。実は本当に集中して勉強したい時には、あなたが好きな音楽を聞くことはオススメできません。 例えば、繰り返し同じような「作業」を行いたい場合には好きな音楽を聞くことは、気分も上がり、作業を持続させる力はあるでしょう。しかし、勉強は「考える」ことであり、「作業」ではありません。もし、あなたが、「この曲好きだな~」「サビがもうすぐだ」なんて考えているのなら、それだけ興味をひいてしまうものであり、考えたいときには適していないのです。
まとめると、集中して考えたい時には、「多少の音(楽)があり、またそれにたいしてあなたが興味をもっていない」ということが重要なのです。具体的には、自然の音(川のせせらぎ、小鳥のさえずりなど)、過度でない雑音(話し声など)やあまり興味のない音楽などが好ましいということです。
個人的には勉強は「考える」ことであり、「単純作業」などひとつもないと考えています。もし、みなさんが大事な試験や検定があり、集中したいときには、始めに気分をあげるためのお気に入りの曲を数曲、そして集中を妨げない自然の音や興味のない音楽を取り入れたオリジナルのセットリストを用意することをオススメします。
公開日:2019/06/17 19:42:12