「模試」って本当に必要?
中学3年生の高校受験を控えたみなさん! プレ入試や県模試を受けている、または受ける予定はありますか? 「そんなの聞いたことがない」、という人もいるでしょうか? これらは「模擬試験」と呼ばれるものです。模擬試験には中学受験や大学受験に向けたものもありますが、今回は高校受験の為の模擬試験についてお話したいと思います。
模擬試験(以下、模試)とはその名の通り入学試験の前に受験生が受けることのできる模擬の試験です。教科や時間なども入学試験と同じように設定し、本番と同じような状況で受けることができます。 私が受験生、またはこれから受験をする生徒を指導するときにはいつでも彼らに必ずこう言います。 「模試は必ず受けること!!」 生徒の中には「長い時間拘束されたくない」 「緊張するからいやだ」 「面倒くさい」といい、模試を受けることを嫌がる生徒がいます。しかし私はそれでも次の理由から必ず受けさせます。
① 自分の現在の力を知ることができる! (模試の得点数から、その模試を受けた時点での自分の力を知ることができます。国語・数学・英語・理科・社会の一教科60点、五教科300点満点のテストを受けます。結果は開示され、得点だけでなく、全体の平均点や偏差値などを知ることができます。また単元別の得点率などもあるのでこれにより細かく苦手な単元を知ることができます。自分の苦手を知ることはそれを克服することにつながります。)
② 志望校への合格可能性を知ることができる!(模試を受ける時点での内申点と試験の得点から出される偏差値から志望校への合格可能性を、A判定、B判定というように判定されます。沖縄県の高校入試では内申点と偏差値は5:5で合格の判定がされます。)
③ 本番と同じような状況で試験を受けることができる!(本番は慣れない場所で、周りは知らない生徒たちに囲まれ受験することになります。そのような状況では普段の力がなかなか発揮できない生徒もいると思います。模試でそういう環境に慣れておくことで緊張は軽くなり、本来の力を発揮しやすくなります。)
どうですか? 模試の大切さは理解できたでしょうか? このような理由から、私は受験をする生徒は模試を必ず受けるべきだと考えます。 模試を受けることで、自分の現在の課題を知り、目標をたてることができ、また本番への心構えもでき、確実に合格に近づくことができるからです。 模試は学校によっては行わないところもありますが、学習塾などで簡単に受けることができます。志望高校合格のために皆さん、是非、模試を受けましょう!