中学生のみなさんへ、沖縄県の県立高校入試について ~ばかにできない内申点~
沖縄県では県立高校の入試の合格判定が試験当日の得点と3年間の内申点(学校の成績)で決定されます。その配分がおおよその高校で5対5、試験の点数を重視する高校であっても6対4です。半分は学校の成績を見るということですね。しかも3年間の成績で判断されます。 ということは入学した年の1年生の成績も高校入試の判断基準とされてしまうのです。受験勉強は3年生になってから、と考えて、1、2年の学業を疎かにしてしまうと、いざ受験の年になって志望校の合格基準を調べてみると、内申点が足りない、ということになることも少なくありません。
内申点が足りないと、試験当日でどんなに高得点を出しても合格は厳しいということになってしまいます。
では、新一年生は中学に入学したばかりの今の時期から高校入試の受験勉強を始めないといけないのか?
いえ、決してそういうわけではありません。
中学校に入学してから色々とやりたいことを楽しみにしていたみなさんは多いと思います。 部活動や課外活動もその1つでしょう。もちろん中学生活は勉強だけではありません。自分のやりたいことも大いに楽しみ、充実した中学生活を送りましょう。
その中で学校の成績を上げるにはどうしたらよいのでしょう。それは中学から始まる中間テストや期末テストなどの定期テストで良い点数を取ることも大切ですが、出席率や授業態度を良くする、宿題や課題プリントなどの提出物をしっかり出すということです。つまり当たり前のことをちゃんとやる!ということです(笑)
そうすれば定期テストでよっぽど悪い点数をとらない限り、5段階評価の1や2を取ることはないと思います。苦手な教科でも3は取れるように頑張りましょう。 英語検定などの資格取得も合格判定に有利にはたらきます。
また、この4月から2年生、3年生になったみなさんはどうすれば良いのでしょうか。昨年度までの成績はもう変わりようがありませんので、これから成績を一つでも上げるようにしていきましょう。 現時点での自分の第I一志望校の合格基準を調べてみるのも良いですね。後、どれだけ成績を上げれば良いのか、はっきりとした目標ができ、今後の勉強意欲に繋がると思います。
どの学年も4月がスタートです。この時期にしっかりした目標を立て、悔いの残らない一年にしてください!応援しています。